終活協議会のエンディングノートとは?現物を取り寄せて詳しく解説!
「終活は何をしたらいいのだろう」
「終活に関して相談をしたい」
そんな悩みを持った方は、多いのではないでしょうか。
終活協議会はそんな悩みをサポートする、2015年設立の一般社団法人です。エンディングノートも発行しています。
この記事では、実際に終活協議会のエンディングノートを取り寄せ、届いた資料やエンディングノートの内容や特徴を詳しく解説。最後まで読めば、終活協議会のエンディングノートの理解が深まり終活を円滑に進められるでしょう。
目次
終活協議会とは
終活協議会は、終活に関するあらゆるサービスを行っている一般社団法人です。
身元保証や相続手続き・遺言書の作成などの終活全般のサポートを「心託」(しんたく)サービス商品でパッケージ販売しています。
また、エンディングノートを1冊550円(税込)で販売。
終活ガイド資格やエンディングノートセミナー講師などの終活協議会認定の資格取得支援を行い、人材育成にも力を注いでいます。
終活の相談や終活を学びたい、あるいは終活を仕事にしたいと考える方におすすめの団体です。
下記に終活協議会の概要を会社案内より紹介します。
運営元 | 一般社団法人 終活協議会 想いコーポレーション・グループ |
グループCEO | 磯貝 昌弘 |
事業内容 | 総合終活(心託)サービス事業 終活ガイド育成事業 |
所在地 | 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11F |
代表電話番号 | 03-5944-5200 |
フリーダイヤル | 0120-980-845・0120-111-859 |
拠点数 | 全9ヶ所(東京・横浜・北海道・東北・中部・北陸・関西・九州・四国) |
終活協議会から届いた資料5つ
終活協議会では無料で資料請求ができるため、私も実際に請求してみました。
終活協議会で検索をして、住所や名前やメールアドレスなどの基本的な入力だけで請求ができます。
届いた資料は次の5つです。
- 会社案内
- 心託サービス資料
- お役立ち資料
- エンディングノート
- 専任担当紹介シート
届いた資料を順番に解説します。
終活協議会の会社案内
終活協議会の代表挨拶と想いコーポレーショングループ沿革の資料です。
グループ全体のこだわりや信条が書かれています。全国の連絡先などが記載されているので、興味を持った方はぜひ参考にしてください。
心託サービス資料
終活協議会が誇るメインのサービス「心託」の資料です。心託は終活の総合相談解決窓口として活動しています。
終活はあらゆる分野の情報収集と活動が必要で、1人でやろうとすると迷いや悩みを抱えるときもあるでしょう。
この悩みを解決できるのが「心託」サービスです。
心託入会サービスとプランを紹介します。
プラン名 | 金額(税込) | サービス内容 |
---|---|---|
安心プラン | 38.5万円+入会金1万円 | 入院、介護施設入居に伴う身元保証、連帯保証サービス 生前事務委任 |
万全プラン | 148.5万円+入会金1万円 | 葬儀、連絡代行、お墓、行政手続き、遺品整理、遺言など 死後事務委任~遺言(相続) |
完璧プラン | 187万円+入会金1万円 | 上記両プランを全て含むサービス 生前事務委任~死後事務委任~遺言(相続) |
上記のプランの他に見守りサービスや健康相談、セカンドオピニオンなどの日常サポートが無料で受けられます。
お役立ち資料
お役立ち資料の中身は4つです。
- 葬儀で困る3つのこと
- 施設入居の3つの大事なこと
- 今からできる認知症予防方法
- 第2の人生の準備をするためのサービス案内
人生で悩みの多い葬儀や施設関連の問題を1つの冊子で解説しています。
とても読みやすい文字の大きさで、全14ページのボリュームです。
エンディングノート
無料請求した資料の中で1番の特典です。1冊550円(税込)で販売されているエンディングノートを無料でもらえます。
基本的な情報は書けるので、入門としては十分な内容です。
世にたくさん出ているエンディングノートを購入する前に、まずは終活協議会のエンディングノートを手に入れてみませんか。
専任担当紹介シート
最後は終活ガイドさんの紹介シートです。資料請求したときに入力した住所をもとに、専任のガイドが紹介されます。
私は東京在住なので、東京のガイドさんが紹介されました。また心託サービスの無料説明会の案内もあります。
特に押しつけがましくなく、勧誘の電話などもないので安心して資料請求してみてください。
終活協議会のエンディングノート特徴3つ
ここでは終活協議会のエンディングノートの特徴を3つ紹介します。
- A4サイズで保管しやすい
- 文字が大きくて見やすい
- 項目でわかれていて書きやすい
順番に1つずつ解説します。
A4サイズで保管しやすい
他のエンディングノートでA5サイズもありますが、なくしやすく探しにくいデメリットがあります。
その点、終活協議会のA4サイズは大きく保管しやすく、厚紙で出来ていて手にした感触もしっくりきます。
文字が大きくて見やすい
2つめの特徴は中の文字がとても大きくて読みやすい点です。
細かくびっしり記入する項目がたくさんあると、項目を埋めるだけでも疲れてしまいます。
終活協議会のエンディングノートは文字も大きく、書く余白も広くて書きやすいのが特徴です。
伝えたいメッセージをシンプルに書くのに適しているでしょう。
項目でわかれていて書きやすい
全23ページが17項目にわかれていて、エンディングノートとしての基本的な項目は網羅しています。
中にはペットやSNSの情報など今の時代を反映した内容もあり、不足はないでしょう。
最初から書くのではなく、あなたが書きやすい項目から書いていくのも良いですね。
終活協議会のエンディングノートの主要内容7つ
終活協議会のエンディングノートの中身を紹介します。
- 個人情報・身体について
- 医療・介護について
- 葬儀やお墓・家系図について
- 保険や年金・財産について
- 友達やお世話になった人のこと
- 思い出の土地や場所
- 楽しかったことや挑戦したいこと
順番に1つずつ解説します。
個人情報・身体について
まずは自分自身についてです。自分の基本情報からデジタルデータの扱いや処分方法を伝えられます。
主な内容は以下の通りです。
項目 | 書く内容 |
---|---|
自分のこと | 氏名・生年月日・住所・本籍・電話番号・勤務先・趣味・特技・好きなもの・嫌いなもの・メールアドレス・FAXなど |
パソコン・スマートフォン・日記など | パソコンやスマートフォンの処理方法・パスワード管理・サイトやブログの情報・SNSアカウント情報・プロバイダ契約情報 |
現在の身体について | 身長・体重・血液型・血圧・アレルギー・保険証情報・病院・ 担当医者・病気について |
特にデジタル情報は家族でも知らない内容が多いです。家族がいざのときに困らぬように処分までを自分で決めておきましょう。
医療・介護について
老いや病に直面したり、突然訪れるかもしれない「もしもの時」に備えてあなたの考えや意思を書き残せます。
主な内容は以下の通りです。
項目 | 書く内容 |
---|---|
病気の告知 | 余命・病名について |
延命治療について | 延命治療の希望・緩和ケア・尊厳死の選択など |
臓器提供・献体 | 臓器提供の希望・家族判断など |
要介護について | 自宅介護・老人ホームへの入居などの希望 |
介護費用について | 費用の捻出について |
要介護時の財産管理について | 財産管理を任せる人について |
普段は聞きずらいですが、とても大事な項目です。いざのときに家族が迷わないようにしっかり伝えましょう。
葬儀やお墓・家系図について
ここでは葬儀の規模や方法、さらにはお墓や埋葬までと幅広く扱っています。
主な内容は以下の通りです。
項目 | 書く内容 |
---|---|
葬儀の実施について | 費用・家族葬・葬儀自体の有無など |
宗教・宗派や菩提寺の情報 | 宗教や宗派の情報・菩提寺の連絡先・無宗教の希望など |
葬儀や戒名について | 喪主の指名・弔辞の依頼・葬儀会場・ 戒名決定の条件や不必要な場合 |
お墓について | 現在のお墓の情報・墓碑銘の希望・霊園や墓地の情報 |
希望する埋葬・供養 | 埋葬方法・供養の方法・分骨や散骨などの希望・家系図 |
自分が納得いく最期を迎えるため、家族に迷いを残さないためにも情報は細かく書いておきましょう。
細かく書くほど、あなたが家族を大切にする想いが伝わるはずです。
保険や年金・財産について
どこにどれだけお金があるのか自分でも把握している方は少ないかもしれません。
自分が把握する上でも、家族に知らせるためにも整理して書きましょう。
主な内容は以下の通りです。
項目 | 書く内容 |
---|---|
生命保険・医療保険・介護保険などの各種保険情報 | 保険会社連絡先・証券番号・内容など |
建物や家財の保険・年金情報 | 保険会社連絡先・証券番号・内容・ 年金番号・年金ネットアクセス情報 |
預貯金・銀行や証券会社情報 | 金融機関名・口座種類と番号・ 口座残額 |
不動産などの土地 | 用途・物件・名義・登記情報など |
クレジットカードや暗号資産 | 会社や番号・暗唱番号・暗号資産情報など |
貸付金や借入金 | 貸付先の情報・借入金の情報・ 残金額・残りの処分方法など |
自分の財産の棚卸しは終活に限らず重要です。必要なときに見返しがラクになるように、普段から情報の整理を心掛けましょう。
友達やお世話になった人のこと
交友関係やお世話になった方の情報を書き込めます。
内容は以下の通りです。
項目 | 書く内容 |
---|---|
友達などの個人情報各種 | 名前・住所・電話番号・メールアドレスなど |
お世話になった人の個人情報各種 | 名前・間柄・住所・電話番号・メールアドレスなど |
スマホに連絡先を全て入れている方も多いかもしれませんが、整理をするのは重要です。
思い出の土地や場所
世界地図と日本地図がのっていて、過去の思い出の場所とこれから行ってみたい場所を書けます。
自分のこれからの希望を書いて、生きるモチベーションにつなげましょう。
家族に伝えることで、夢のチャンスが広がるかもしれません。
楽しかったことや挑戦したいこと
最後のページは過去の楽しかったこととこれから挑戦したいことです。
両方を振り返る活動は、終活自体に前向きに取り組めますね。
人生100年時代。まだまだ自分の可能性を思って自由に書きましょう。
まとめ:終活協議会のエンディングノートを使って終活を始めよう!
終活協議会のエンディングノートは基本的な情報を網羅し、入門書としても本格的に使ううえでも十分な内容です。
また、資料請求をして無料で手に入れられます。
中身も自分の情報の棚卸しや老後や亡くなったときの伝言はもちろん、これから挑戦したいプランなど前向きな内容もあります。
エンディングノートを書き進めれば、人生の振り返りや周りの人への感謝の念が起きるでしょう。
あなたもぜひ、終活協議会のエンディングノートを手に入れて終活の第1歩を踏み出してみませんか。