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終活セミナーとは?探し方から参加メリットまであらゆる疑問を解説!

終活セミナーは終活に関するあらゆる悩みを解決、相談できる機会として注目を浴びています。

「終活セミナーをよく耳にするけど、一体どんな内容だろう」「そもそも終活セミナーは参加した方がいいのかな」「お金はかかるのかな」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では今世間で注目されている終活セミナーの内容や参加のメリットとデメリット、さらには参加をするときの判断基準まで解説します。

最後まで読めば終活セミナーの理解が深まり、あなたらしい終活が実現できるでしょう。

目次

終活セミナーとは?

セミナー風景

終活セミナーは終活に関するあらゆる活動をプロの講師を招いて集合形式で学ぶセミナーです。

葬儀会社や保険業界がおもに開催していますが、イベントとしてスーパーやデパート、自治体なども開催しています。

ここでは、終活セミナーの形態や最近のトレンドなどを見ていきましょう。

終活セミナーは終活を学ぶ場所

終活セミナーは、終活での悩みについてプロが基礎知識から最新事情までを教えてくれる場です。1つのテーマを深掘りするセミナーが多いですが、中には複数のテーマを扱うセミナーもあります。

形式は集合形式がメインですが、最近は個別相談会のタイプも増えています。参加者の年齢層は60~70代が中心です。

セミナーには座学と体験型の2種類がある

セミナーの種類は講師の話しを聞く「座学型」と、実際にさまざまな体験をする「体験型」の2種類があります。

座学はプロの話しを落ち着いて聞けることがメリットです。一方の体験型は、遺影撮影会や棺の入棺体験や音楽葬の生演奏などを経験できます。

座学と体験型どちらも受講するのがおすすめです。

終活ツアーも最近のトレンド

セミナーの体験型の発展系として今、終活ツアーが注目されています。

終活ツアーで体験できることは主に以下の3つです。

  • 海洋散骨ツアー
  • 樹木葬や花壇葬などの合同供養見学
  • 由緒あるお寺での僧侶によるお話しと長寿祈祷

ツアーは、主にバスでの日帰りが多く、車内では終活のプロの話を聞けます。ご当地での食事や観光も付いていたりと一石二鳥です。

中には経験者の実際の体験談を聞けるツアーもあり、濃密で楽しい時間を過ごせるでしょう。

終活セミナーで学べる内容5つ

学びの風景

具体的に終活セミナーで学べる内容を紹介します。

  • 終活全般について
  • 葬儀について
  • お墓について
  • 相続について
  • 介護や保険について

上記について、1つずつ順番に解説します。

終活全般について

終活をまだイメージできていない方に向けてまずは終活とは何かが学べます。終活に伴う断捨離や生前整理、遺言書やエンディングノートの書き方など終活全般を学びましょう。

「終活に興味はあるけどまだ何もしてない」「何をしたら全くわからない」など終活全体のイメージを知りたい方は、セミナーでイメージを掴んでください。

葬儀について

少子高齢化の社会でお葬式に対して考え方も最近では多様になっています。「自分が望むようなお葬式をしてほしい」「残された家族に迷惑をかけないようにしたい」そんな思いを持っている方も多いでしょう。

終活セミナーでは自分の葬儀への思い、疑問を解決できます。

何をしたら良いか分からない方は以下の項目を参考にしてください。

  • 葬儀の形式はどうするか、一般葬か家族葬か
  • 宗教、宗派の違いでの形式はどうなるか
  • 葬式費用やお布施の金額はいくらかかるか
  • 最近のお葬式事情が知りたい
  • 葬儀社の選ぶ方法を知りたい

上の項目を参考に、質問を事前にイメージすることが大切です。

お墓について

終活には、下記のようなお墓の悩みもつきものです。

  • 今あるお墓の管理を知りたい
  • 永代供養の方法を知りたい
  • 遠くにあるお墓を移動したい
  • 墓じまいをしたい
  • お墓の値段や最新のお墓事情を知りたい
  • 納骨や散骨方法を相談したい

こうした疑問を持っている方は、お墓に関する終活セミナーに参加するのがおすすめです。

相続について

相続についても心配の種の1つです。お金や家や自動車などの財産になるものが当てはまります。家族や親族の間で争いが起きることは、誰でも避けたいものです。

相続の悩みは税理士や弁護士の専門家がセミナーを行い、遺言書の書き方や相続の仕方などを教えてくれます。

子供や親族が多い方や財産が多い方にとっては、ぜひ受けたいセミナーといえるでしょう。

介護や保険について

年齢を重ねるにつれて、病気やケガのリスクが高まるのは当然です。将来の不安のために保険に多くの方が加入しますが、介護や保険のことも終活セミナーでは学べます。

保険に加入してからほとんど見直していない方や、今の保険で足りるのか不安な方は、セミナーを受けるのがおすすめです。

保険会社や介護関係の専門家がこうした悩みに答えてくれます。健康に過ごせるように、将来への備えをセミナー受講をチャンスに考えてみるのはいかがでしょうか。

終活セミナーを探す方法3つ

終活セミナーを探す

終活セミナーは毎日いつでもやっているわけではなく、自分から情報を探しにいかないと出会えません。

セミナーを探す方法は以下の3つです。

  • インターネットで探す
  • チラシや広告で探す
  • 葬儀社や病院などで紹介してもらう

あなたも探して積極的にセミナーを受けてみましょう。

インターネットで探す

終活セミナーを探す方法で一番便利なのはインターネットです。

検索で「終活セミナー 東京(場所を入力)」のように入力すると自分の気になるエリアでの終活セミナーをカンタンに探せます。参加しやすい場所で探すのが終活セミナーに参加する近道です。

チラシや広告で探す

新聞の折り込みチラシやポストに投函される広告でも、終活セミナーの情報を探せます。紙で見るチラシや広告は大きく目立つように書いてあり、ゆっくり見られるのが良い点です。

具体的に、スーパーのイオンでは「イオンの終活フェア」がありますし、東急電鉄では「住まいと暮らしのコンシェルジュ」が店舗を持ち、電車の中吊り広告で終活セミナーを案内しています。

最近では異業種でも終活セミナーを開催しているので、アンテナを高く張りましょう。

葬儀社や病院などで紹介してもらう

最後は自分がお世話になっている葬儀社や病院に紹介してもらう方法もあります。すでにお互いの信頼関係が築けているので、気軽に相談ができて安心して参加できることがメリットです。

使える人脈や関係性を使って終活セミナーを探してください。

終活セミナーに参加する判断基準とは?

判断する場面

終活セミナーはたくさんあります。「どのセミナーが自分に合っているのだろう」と、迷うかもしれません。

ここでは終活セミナーに参加するときの基準を3つ紹介します。

  • セミナーの参加費はいくらか?
  • どこで開催されているか?
  • セミナー講師はどんな人か?

上記について、1つずつ順番に解説します。

セミナーの参加費はいくらか?

終活セミナーには有料と無料の2種類があり、無料でも有益なセミナーはたくさんあります。

まずは参加のハードルも低い、無料のセミナーから試してみるのがおすすめです。

どこで開催されているか?

開催場所も判断基準の重要ポイントの1つです。自宅から近い、普段からなじみの場所など自分が参加をするのに面倒ではない場所を選びましょう。

また東京や大阪などの大都市圏の方がセミナーの開催の数は多いので、検索する際は都市名を入力すると探しやすいです。

セミナー講師はどんな人か?

セミナー講師を見て判断することも大切です。自分が何をメインに参加したいかを考えて、講師がそのテーマに合った講師かチェックしましょう。

具体的には葬儀やお墓のことは葬祭ディレクターやお墓ディレクターに相談、相続や保険は弁護士や保険外交員に相談といった具合です。

自分の悩みとセミナーの中身と講師、この3点セットを確認してください。

終活セミナーに参加するメリット

喜ぶイメージ

終活セミナーに参加するメリットは次の4つです。

  • 終活の知識がつく
  • 仲間や知り合いができる
  • 終活に前向きになれる
  • 疑問を解決できる

メリットを順番に1つずつ解説します。

終活の知識がつく

セミナーに参加する最大のメリットは終活の知識が身につくことです。今の時代、本やインターネットなどで手軽に知識は入手できます。しかし、専門家の講義や経験者の声を聞ける場はセミナーにしかありません。

やはり終活の知識をつけるには、セミナーに参加することが1番の近道でしょう。

仲間や知り合いができる

同じことを目標や話題に集まった場所では知り合いや仲間を作りやすいです。飽きっぽくなったり、面倒になったときも仲間や知り合いがいると継続できます。終活セミナーを通じて新しい知り合いができるのも楽しみの1つです。

終活に前向きになれる

自分1人であれこれ考えていたら終活の範囲の広さに後ろ向きになりがちです。しかしセミナーを受けて理解を深めれば、解決方法も見えてきます。

知識欲が満たされることは、あなたに満足感をもたらしてくれるでしょう。

疑問を解決できる

セミナーに参加することで自分が抱えている疑問を解決できます。終活セミナーはプロの講師や経験者から直接話しが聞ける貴重な機会です。

座学のセミナーでは知識を深めることが目的ですが、同時に個別の相談もできるいい機会なので活用しましょう。

終活セミナーに参加するデメリット

悩む姿

終活セミナーのデメリットは以下の2つです。

  • 余計な勧誘に合うかもしれない
  • 時間とお金がかかる場合がある

デメリットを順番に1つずつ解説します。

余計な勧誘に合うかもしれない

終活セミナーの主催は企業が主体で実施されるものが数多くあります。葬儀会社や保険会社や銀行などは専門性が高い貴重な話しが聞けることはメリットです。

しかし、自社の商品や保険、口座の開設の勧誘などが考えられます。主催者側も無料開催の場合は自社商品の紹介はしたいはずです。そうした場面では必要のないものはきっぱり断る心構えを持って参加するようにしましょう。

時間とお金がかかる場合がある

終活セミナーは無料で開催していることが多いですが、中には有料で実施しているものもあります。お金がかかるかどうかは事前にしっかりチェックしておきましょう。

またセミナーに参加すること自体に時間もかかり、受講時間も短いもので1時間、長いセミナーでは2時間以上もあります。

さらに葬儀や相続、保険などとテーマごとの受講の場合は日数も考えなくてはいけません。時間に余裕を持って参加することをおすすめします。

終活セミナーに参加するポイントは3つ

注目ポイント

終活セミナーにただ参加するだけではあまり意味がありません。参加をする前に3つのポイントを押さえて行けば、より充実したものになります。

  • 普段から情報収集をする
  • 事前に自分の疑問点を考えておく
  • セミナー参加後の活かし方をイメージする

順番に1つずつ解説します。

普段から情報収集をする

自分が気になっているセミナーの情報は常にチェックしておきましょう。その理由はセミナーは毎回開催されるわけではないからです。普段から意識をしておかないと大事な情報を逃してしまうかもしれません。

インターネットで気になる記事はお気に入りに入れたり、チラシや広告は早いうちに目を通すなど情報の感度を高くしてください。

事前に自分の疑問点を考えておく

何かを学習するときは予習が大事です。予習と言っても事前学習ではありません。セミナー受講の前に自分が聞きたいことを考えておくことです。セミナーの時間は1~2時間のものもあり、すべてを集中して聞くのは大変でしょう。

事前に自分の疑問点や質問したいことを意識して参加することで、しっかりと該当の箇所をチェックできます。

セミナー後の活かし方をイメージして行動する

最後は受講後の心構えです。セミナー参加後は満足感で「いい話しを聞けたな」と思うでしょう。

しかし「いい話しを聞いたな」で終わりにしてはもったいないです。

大事なのは、セミナー後に自分のことに置き換えてイメージすること。保険のセミナーを聞いたら自分の保険を一度見直してみる、葬儀のセミナーを聞いたら資料を取り寄せてみるなど自分で動くことが求められます。

ぜひセミナー後の行動をイメージして受講してください。

まとめ

解決イメージ

終活セミナーはあなたの悩みをピンポイントで解決してくれます。

最近では体験型や終活ツアーなど工夫をこらしたセミナーも人気です。自分から学ぶ姿勢を持てば終活自体に積極的になれ、これからの人生を前向きに生きられます。

社会のニーズから誕生した終活セミナーは、今後もますます需要が高まります。終活セミナーを活かして疑問の解決をし、ぜひあなたらしい終活を目指してください。