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葬儀に参列できないときの伝え方とは?メールの例文を徹底解説!

「葬儀に参列できないときのメールの例文を知りたい」

「葬儀に参列できないときはメールや電話で連絡してもいい?」

「マナーや注意点がわからない…」

本記事では上記の要望や疑問にお答えします。

やむを得ない事情があって葬儀に参列できない場合、どのように断ればよいのかわからない方もいるかもしれません。葬儀に参列できない場合のメールの送り方や伝え方を理解しておけば、マナー違反を心配する必要なく連絡できます。

今回は、葬儀に参列できない時のメールの送り方などを詳しく解説。最後まで読めば、葬儀に参列できないときの断り方を理解できるでしょう。

目次

葬儀に参列できないときに送るメールの例文

葬儀に参列できないときに送るメールの例文

葬儀に参列できないときに送るメールは、以下の通り送る相手によって内容が変わるのが特徴です。

  • 夫・妻を亡くした方の場合
  • 父・母を亡くした方の場合
  • 祖父・祖母を亡くした方の場合
  • 子どもを亡くした方の場合
  • 親戚を亡くした方の場合
  • 同僚を亡くした方の場合

ここから具体的に解説します。

夫・妻を亡くした方の場合

夫・妻を亡くした方にメールを送る場合の例文は以下の通り。

「ご主人さま(奥様)のご逝去を知り、心からお悔やみ申し上げます。事情により参列できず、誠に申し訳ございません。

人生のパートナーを失い、何も考えられないかも知れませんが、何よりもご自身のお身体を大事になさってくださいね。」

父・母を亡くした方の場合

父・母を亡くした方に送るメールの例文は、以下の通りです。

「お父様(お母様)のご逝去の報に接し、とても驚きました。子どもの時からお世話になってきたので、残念でなりません。

事情により、お悔やみにも参列できず申し訳ありません。大変なときだと思いますが、どうぞ無理をしないでください。」

祖父・祖母を亡くした方の場合

祖父や祖母を亡くした方に送るメールの例文は、以下の通り。

「ご身内にご不幸があったと伺い、とても驚きました。あまりに突然のことで、言葉が見つかりません。

事情によって、葬儀に参列できず、誠に申し訳ございません。大変な状況だと思いますので、お返事は不要です。心からご冥福をお祈りいたします。」

子どもを亡くした方の場合

子どもを亡くした方に送るメールの例文は以下の通りです。

「この度の訃報はあまりに突然のことで、おかけする言葉が見つかりません。まだお若いのに本当に残念です。

葬儀に参列したかったのですが、事情により参列できず申し訳ありません。心を込めてご冥福をお祈りいたします。」

親戚を亡くした方の場合

親戚を亡くした方にメールを送る場合の例文は以下の通り。

「突然の訃報に大変驚き、おかけする言葉もございません。事情によりお悔やみにも伺えず、誠に申し訳ありません。

どうか無理をなさらず、お力を落とされませんように。」

同僚を亡くした方の場合

同僚を亡くした方にメールを送る場合の例文は以下の通りです。

「この度の訃報は突然のことで、とても驚いています。事情によってお悔やみにも伺えず、申し訳ございません。

何かあればいつでもご連絡いただければと思います。どうかご自分の体を大切になさってください。」

葬儀に参列できないときの伝え方

葬儀に参列できないときの伝え方

葬儀に参列できない場合、直接伝えられると理想的ですが、以下の手段も利用可能です。

  • 電話
  • 手紙
  • メール

ここから具体的に解説します。

電話

葬儀に参列できないときは、電話を利用して連絡が可能です。遺族と話せることから、直接会って伝えられない場合に最も望ましい手段となります。

参列できないことを伝えるのは気が引けるかも知れませんが、理由について細かく説明する必要はありません。止むを得ない事情があると話せば、納得してもらえるでしょう。

手紙

葬儀に参列できないときは、手紙を利用して遺族に連絡できます。手紙を書くのは時間や手間がかかるものの、その分遺族に対してお悔やみの気持ちを伝えやすい点がメリットです。

手紙を書く場合、丁寧な文字を意識したうえで簡潔な内容にするのがポイント。遺族のことを想って丁寧に書いた手紙は、遺族の悲しみを癒やす効果が期待できます。

メール

葬儀に参列できないときは、メールを利用するのが一つの方法です。遺族がメールに気づかない恐れがあるものの、いつでも送れたり早く連絡できたりする点がメリット。

ただし、人によってはメールを利用することが失礼だと捉えられるケースもあります。メールを利用して葬儀に参列できない連絡をする場合、送ってよい相手なのかを見極めるとよいでしょう。

葬儀に参列できないときの伝え方のマナー

葬儀に参列できないときの伝え方のマナー

葬儀に参列できないことを伝える場合、マナーを守るのがポイントです。

  • 電話の場合
  • 手紙の場合
  • メールの場合

上記の方法別に、具体的に解説します。

電話の場合

電話で葬儀に参列できない旨を連絡する場合、参列できないことを簡潔に伝えるのがポイント。遺族は突然の出来事で冷静さを失っていたり、葬儀の準備などで忙しかったりするためです。

参列できない旨を伝えたあとは遺族に弔意を伝え、なるべく早く電話を切るのが望ましいです。

手紙の場合

手紙で葬儀に参列できないことを伝えるときは、以下の通り葬儀ならではのマナーを守ることがポイント

  • 白地のシンプルな素材のものを選ぶ
  • 頭語や季語を使わず、お悔やみの言葉から書き始める
  • 不幸が重なると捉えられる恐れがあることから、1枚以内に収める

手紙を書くときも、簡潔さを意識するのがマナーです。

メールの場合

メールで葬儀に参列できない旨を連絡する場合、絵文字や顔文字を避けるのがマナー。当たり前だと思われるかも知れませんが、どれほど仲のよい相手に送る場合でも、絵文字や顔文字を使うのはふさわしくないといえます。

前述の通り、表現方法や文末などを工夫し、弔意が伝わりやすい書き方をするとよいでしょう。

葬儀に参列できないときの弔意の表し方

葬儀に参列できないときの弔意の表し方

葬儀に参列できない場合でも、さまざまな手段を使って弔意を表すことが可能です。

  • 香典を送る
  • 供花・供物を送る
  • 弔電を打つ

ここから具体的に解説します。

香典を送る

葬儀に参列できない時の弔意の表し方として、香典を送るのが一つの方法。故人との関係性により、香典に包む金額は3千円から10万円程度までと幅があるのが特徴で、相場の金額を守るのがマナーです。

香典を送る方法は、具体的に以下の3つあります。

  • 代理人に渡す
    代理人とは故人と関係のない方でもよく、自分の代わりに葬儀会場に香典を持って行ってもらえます。弔電も一緒に送ると、より弔意を伝えられます。
  • 郵送する
    郵便局で香典を送りたいと伝えると、現金書留の封筒を出してもらえます。葬儀に参列できないお詫びの手紙を添えるのが望ましいです。
  • 後日弔問するときに持参する
    直接渡したい場合、後日訪問するときに持参しましょう。葬儀が終わってから3日から49日後位に伺うのが一般的です。

香典を送る場合、香典のみでなく手紙や弔電などを一緒に送ると弔意が伝わりやすくなるでしょう。

供花・供物を送る

葬儀に参列できないときの弔意の表し方の1つは、供花・供え物を送ること。供花とは葬儀会場の祭壇に飾ってある花のことで、1万円から2万円程度のものを送るのが一般的です。

花屋で注文できるケースもありますが、葬儀会社によっては他社からの持ち込みを禁じている点には注意が必要。供花を送るときは、葬儀会社に連絡したうえで指示に従うのが望ましいです。

供物に関しては、故人の信仰する宗教によって送れるものが変わる点について理解しておきましょう。例えば仏教の場合は、線香や果物、お菓子などを供え物として送れます。

弔電を打つ

葬儀に参列できないときの弔意の表し方の1つは、弔電を打つことです。弔電とは、お悔やみの気持ちを伝えられる電報のことで、以下の方法が利用できます。

  • 郵便局のレタックス
  • 115番
  • インターネットのサービスなど

弔電の台紙はさまざまなタイプが用意されており、カードタイプや刺繍入りのものもあります。

弔電を送る場合、通夜に届くのが理想的で、遅くとも告別式には間に合わせましょう。一般的に、弔電の内容は告別式で読まれます。

手紙やメール等と同様に、弔電の内容に関しても簡潔にするのがポイントです。

葬儀に参列できないときの注意点

葬儀に参列できないときの注意点

葬儀に参列できないことを連絡する場合、以下の通り注意点があることを理解しておきましょう。

  • タイミングに気を配る
  • 忌み言葉や重ね言葉を使わない
  • 簡潔に伝える

ここから具体的に解説します。

タイミングに気を配る

葬儀に参列できないことを連絡するときは、連絡のタイミングに気を配るのがポイントです。遺族の方から突然の訃報を受けたときは、ショックで出席の可否を答えられないケースもあるかもしれません。

もし予定が分かっている場合は、連絡を受けたときに出欠の可否を伝えるとよいでしょう。

通夜や葬儀を控えて忙しい中、時間をとって遺族の方が連絡してくれていることから、なるべく時間や手間を省くのが理想的。葬儀に参列できない場合、なるべく連絡をもらった時点で返答するのがポイントです。

忌み言葉や重ね言葉を使わない

葬儀に参列できないことを連絡するときの注意点として、忌み言葉や重ね言葉を避ける点があげられます。忌み言葉や重ね言葉を使うと、死や苦しみのほか、不幸が続くことを遺族に連想させやすいためです。

忌み言葉と重ね言葉の例は以下の通り。

忌み言葉の例重ね言葉の例
・死亡
・生きているとき
・ご存命中
・とんだこと
・とんでもないこと
・めっそうもない
・浮かばれない
・また
・重ね重ね
・いよいよ
・またまた
・つくづく

忌み言葉や重ね言葉に関しては、悪気なく手紙やメール内でも使っている可能性があります。送る前に内容を確認しましょう。

簡潔に伝える

葬儀に参列できないことを連絡するときは、簡潔に伝えるのがポイント。

前述の通り、葬儀前で慌ただしい中、遺族の方は参列者への連絡に対応しているためです。葬儀に参列できないことを連絡するときは、まず弔意を述べたうえで、事情があってやむを得ず参列できない点を説明するのみに留めておきましょう。

「そっけないのではないか」と不安に感じるかも知れませんが、葬儀前の状況では長話を避けるのが賢明です。

まとめ

まとめ

ここまで、葬儀に参列できないときのメールの例文や伝え方のポイント、マナーなどを解説してきました。突然の訃報を受け、やむを得ず葬儀に参列できないことは誰にでも起こりうることです。

重要な点は、連絡の方法やマナーなどを知って実践すること。マナーを守った対応をすることで、遺族に対して弔意を伝えることが可能です。

葬儀に参列できないときのメールの例文やマナーなどを理解して実践すれば、遺族に対して失礼な態度に映ることはありません。メールを送る前に注意点などを確認しておきましょう。